indeedの無料サービスで採用強化

ゆう税理士事務所の事例紹介

indeedで露出・流入を作る

〜中小企業のこれからの求人の形〜

今話題の採用サイト

 近年採用に悩む経営者が多いです。採用活動には色々なアプローチがあるのですが今回は業種問わず直ぐにでも取り組めるindeedをご紹介します。  ゆう税理士事務所の採用はindeedで行なっています。indeedに登録している事業者数は神戸市内だけで2万件以上。一見埋もれそうですが、本気で作り込んでいる会社は以外と多くありません。キーワードで差別化をすれば上位表示され閲覧数が増えます。
 弊所は業界の中で特別高い給料の提示ではありませんが、若く専門資格を持つ方からベテランまで多数の応募があります。人事コンサルの方が紹介手数料も払わず自社でこれほどの人材を確保できたことに驚いていました

 またこれまでお客様からアドバイスを反映させた結果、採用に成功したという声も頂きました。近頃は採用に悩む企業の相談も増えており、弊所が何を意識して取り組んだのか。業種や産業は違いに影響しない仕組みのコツを自社の取り組みを通じてご紹介します

Indeedとは? クルートが運営する「就職検索専門のgoogle」です。0円〜求人募集が可能。スマホで仕事を探す層の支持を得ています。職種や勤務地で仕事を絞ることができスマホから応募できるのが特徴。広告の出稿も可能で予算やスタイルで求人募集できる人気サイトです。

Indeedが強い理由 食系はバイト雑誌、郊外の工場は新聞チラシ、幹部はヘッドハンティング。これに新卒採用・高卒の新卒、派遣や外国人雇用まで人財確保のルートは多岐に渡りますが、これらは大きく変わっていません。indeedが強い理由は、検索エンジンに上位に表示される ことから多くの人の目に留まるところです。また、インターネット上の採用情報を自動で収集し検索候補にしていく機能があるので自然と注目は上がっています。一番の理由は無料で簡単に登録できることかもしれません。


入力項目のポイント①
【基本情報編】

〜indeedと求職者に選ばれる文面を〜

基本情報の入力

基本こそ丁寧に見直そう

職種名

「職種名」を精一杯考えよう。
検索結果では基本情報は上に表示されます。特に職種名はもっとも目立つ表示になっています。(下図参照)そこを「事務員」「営業スタッフ」では求職者の目は止まらず流されていくでしょう。スポンサーや他の求人サイトから反映された求人情報ではこの部分は一律になりがちです。差別化するチャンスだと思いませんか?
 

 勤務地

 住所を書くのは当然ですが、「最寄駅」を入れると効果的です。求職者は自宅から一定時間の圏内で仕事を探すのが原則です。駅名を入れておくと駅名の検索結果にも反応します。

基本情報の反映・表示

基本こそとことんこだわろう

クリックされる意識

右図(スマホの場合、下図)が検索をかけた時の検索結果の表示です。基本情報が上部赤枠内に羅列されています。そして文字の大きさなどからも基本情報から求職者は先を見たいかどうかを判断し興味があればクリックされることになります。自社を知らない人がどうすれば関心を持ってもらえるか意識して書きましょう。
また、「勤務地」が「市+最寄駅」となる所もポイントです。
 

 検索順位の関係

「ゆう税理士事務所」と税理士という単語が太字になっていることにお気づきでしょうか?この検索表示は「神戸 税理士」で検索した結果で、検索キーワードが検索結果に含まれていると太字になります。検索するであろう単語を予測しその単語を含むことで閲覧数が増える可能性があります。ニーズの分析や求める人材層が入れるワードを予測することで応募層をコントロールすることも可能です。

ワードを予測する? んなに素晴らしい求人票も目に止まらなければ効果はありません。求職者が検索するであろうキーワードに合致させる必要があります。それを「(キー)ワードを予測する」、専門用語でクエリなどと呼ばれています。indeedではありませんが、検索ワードを調べる方法があります。定番では【地域+職業】ですがライバルが多いデメリットがあります。

競合に勝つには? 域+職業】は多くの求職者が行うビッグワードです。大手企業もこのキーワードに照準を合わせています。そこに、自社がそのキーワードで上位表示できるのか?表示して条件面やブランド等で選ばれるのか?には疑問があります。中小企業には中小企業の戦い方があります。大手には真似できない味を武器に独自の個性を光らせることも必要だと思います。そこから競合の少ないキーワードで少ない割に効果の大きいワードを選び作り込むといいと思います。


入力項目のポイント②
【応募設定編】

〜求職者の応募ストレスを上げない意識〜

応募設定の選択

応募者の気持ちと会社の気持ち

応募の受領方法

「メール」にしています。稀に普段使わないメールアドレスを登録してしまったばっかりにエントリーに気づかなかったという事があります。複数登録できます。スマホなどで常時チェックできるアドレスを登録しましょう。
 

 電話での問い合わせ・応募

「なし」にしています。応募を事前連絡を受けてという形にすると求職者のエントリーの障害になりかねません。また応募の時間帯が営業時間外など「またでいいや」という敬遠を防ぐ狙いがあります。
 

応募方法

「通常応募(履歴書必須)」にしています。当社は事務業務でスキルの確認が必要なためです。そうではない場合は面接時に確認でもいいかもしれません。

応募者に媚びてる?くさんの応募は 嬉しいけど、あまり応募者に媚びるとどうなんだろう?って声をよく聞きます。簡単に誰でも応募できてしまうと一定割合で採用に至らない人数が増えて実務が煩雑になるのでは?ということです。媚びることは応募者の質を下げてしまうのでしょうか?

応募者をコントロールする。弊所は「間口は広く、応募は狭く」を意識しています。上位表示で閲覧数を増やし”間口を広げます”。履歴書や試験、面接などパート・アルバイトでもしっかり選考しているので”応募は狭く”なっています。人手不足の今では、簡単応募・即採用を行なっている会社もあり、求職者は採用までのリスク・期間を比較するので採用までにハードルが多いと応募者数は減る傾向にあります。ですが、理想像の方の応募が多く採用率は高いです。多くの方に見てもらい、働きたいという人だけエントリーして貰える仕組み作りで応募者をコントロールします。


入力項目のポイント③
【仕事内容編】

〜情報と熱意を言葉にして求職者とindeedにアピール〜

自分の言葉で書く・とことん書く

当然が当然ではないを意識

仕事内容及びアピールポイント

いっぱい書きましょう。どんな人財が欲しいかを考えて書くのも結構ですが、会社への思いや目標、スタッフへ期待することなどを書くと自然と人財へのアピールに繋がると思います。アピールと言われると困る会社が多いです。そこは会社のことをとことん書くと求職者はイメージを捉えていきます。
 

勤務時間・曜日

フルタイム以外も検討できる場合は幅広い提案をしましょう。勤務時間がネックで仕事を選べない人が多くいます。その際は「いつでもOK」では求職者は困ります、当たり前のシフトでも時間帯を全て書き、最後に「ご都合に配慮します」など具体的な”提案”をしてください
 

交通アクセス

〇〇駅徒歩△分 は結構ですが、例えば”駅前”や”雨の日も傘不要”といったアピールや、”××デパートの横”など住所で分からないけど主要建物を伝えることでイメージできることも書きましょう。

たくさん書きましょう。職者は永く働くこと希望する人が多いです。会社も永く勤めてもらう方が良いです。ミスマッチが起こらない為にも沢山の情報を入れてアピールしましょう。どんな商品を扱うのか、どんなお客さんが多いか、スタッフはどんな感じか、会社やお店の目標など。書くほどに読まれ、そこからの応募は会社を理解した上でのものです。きっとミスマッチは少ないはずです。

正しい箇所に書きましょう。力画面が「仕事内容及びアピールポイント」や「交通アクセス」など分かれています。indeedは該当箇所のテーマに合う情報を吸い上げて検索結果に反映させる狙いがあると思われます。おそらくですが、適切な箇所に入力する方が検索順位上、有利かもしれません。将来的に検索結果の表示が変わるかもしれません。正しい箇所に書きましょう。


indeedを入り口にする
【発展編】

〜視覚効果を有効活用〜

HPでよりアピールする

indeedにできないことをする

画像や動画の活用

indeedは2018.10現在は文字だけの求人情報になります。従業員の声や社長のコメントなど、より会社を知ってもらうには写真や動画は効果が大きいです。
 

ホームページ自体を見てもらう

indeedに商品やお店の説明を書いても、描ききれていない事はあるはずです。また、求職者からすると「本当なの?」って思われるかもしれません。そこで誰でも見れるホームページを見てもらう事で更に会社を知ってもらい”安心”してもらうことができます。
 

誘導の方法

現在は参考などでリンクを貼る事はできません。ですので、文の最後に「ホームページもご参考にご覧ください」と一文をつけています。ホームページに採用専用ページを用意しましょう。

ホームページは資産。求人は今後集客を超える難易度・経営課題になっていくはずです。indeedは無料で効果の高いツールですが、自社のものではありません。今後ハローワークや他のツールが主流になるかもしれません。その結果、自社の求人活動が外部サイトの流行り廃りで影響受ける可能性があります。そこで最終目標は自分のホームページから応募者が直接来る仕組みにシフトする必要があります。採用システムを自社で資産として持つ意識を忘れないでください。(ゆう税理事務所の採用HPは10位になっています。個人でも十分挑戦できます)

ホームページは理想形 中小企業のHP活用は大きな可能性であり課題です。上位表示や情報発信を狙いつつも結果上手くいかず集客に悩む会社は多いです。採用サイトを自社で持つ事は、内容の更新や閲覧によってホームページ全体のアクセス数を伸ばしグーグル上の価値をあげてくれる効果も期待できます


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【結果編】

〜小さな事務所の事例〜

掲載から2ヶ月で10位前後
多くの人が関心を寄せてくれています
 
 

結果どうなったのか

今回の取り組みの検証

indeed内上位表示への取り組み

結果的にPR(広告)を除き1位を長くキープしました。掲載期間に反比例するので現在は10位くらいです。それでも写真のように週間で50名ほどの方に関心を持って頂き閲覧してもらえています。
 

ホームページへの誘導

indeedにリンクを貼れないのでindeed経由かは確認は取れませんが求人サイト単体の閲覧数は平均5人/1日 週35人ほどです。もちろん、お客様が閲覧の中でクリックする場合も含まれていますし、検索エンジンからの直接クリックもあると思われます。(単体で1ページ目に出るので)少なく見積もっても半数はホームページに誘導できていると思われます。コアな求職者、興味を持ってくれた方が半分は居るわけです。
 

応募への誘導

昨年2017年末のデータでは1000件超の閲覧に対し10人程でした。この数字は多いのでしょうか?少ないのでしょうか?結果的に弊所は満足した採用活動を送ることができました。
 ミスマッチを無くすという事は、応募者は減ります。とことんミスマッチを減らそうとする中からの応募者は弊所で働きたい・力を貸して頂ける人たちの割合が高くなります。応募者ほぼ全ての方に面接することができました
 

どんな方がエントリーしたのか

年齢は下は大学在学中上は50台前半。資格は税理士・公認会計士、税理士科目合格者、簿記、FPなど。キャリアは海外勤務をされていた、外資系、保険会社、金融機関、公務員・・・。文字だけを拾って比較しても意味はありませんが、一般的に年収の数十パーセントを紹介会社に払ってでも来てもらうような人たちを自社だけで無料で行えました

事実を伝える勇気手不足で同業他社の賃金競争は白熱しています。給与は大切な要素ですが、給与だけをアピールするのは危険です。近年は大手企業もindeedを利用しています。大手の給与に勝てる中小企業はありません。弊所は相場は見ますが、”金額で気を引く”手法は取っていません。入社して聞いていた条件と違ったという声を聞きます。それで気持ちよく、長く働いてくれるでしょうか?事実を伝える勇気は大切だと思います。

ライバルは無限人手不足は同業他社だけではありません。違う産業も人手が足りず別の産業からでも人が欲しいと良い労働条件を出します。中小企業の資金力ではとても叶いません。ライバルは無限に存在するのです。その中で選ばれる、そこから選ばせていただく。選ばれる会社とは?自社ができることとは?そこが差別化になりライバルが居なくなれば心地よい競争となるでしょう。


indeedの可能性の検討
【挑戦編】

〜データで勝つ〜

更新せずにランクがどう動くのか

今までは「1番」を目指し維持する取り組みを行ってきました。現在は10番目ほどで特に手を加えず自然に落ちていくのを観察しています。その順位でどのくらいの閲覧数なのか、抜かれていくライバルの条件などを調べています。

求人の自社HPの自動取り込み

実は自社のHPの求人ページをindeedに自動吸い上げさせることができます。ハローワークの求人情報が普通に出てくる現状では当然な事ですが、現在は意識的に吸い上げさせる事は難しいようです。また、吸い上げデータの求人が上位表示されるのかは疑わしい部分がありindeed社に問い合わせをしつつ研究しています。

正社員とパートの併記募集の効果

同条件で正社員とパートを募集する時、給与基準が違ってきます。1登録1金額なので1つしか載せる事ができません。また、併記の場合の順位以上に併記の場合は閲覧者数が減る傾向があります。心理的な部分で違いが生まれています、その分析はとても意義があります。

自社採用HPの上位表示へ

自社サイトへの誘導の1つの入り口がindeedです。たくさんの入り口を持ち、最終的には自社サイトへ直接アクセスされる仕組みが求人募集のゴールだと考えています。コストも流行も影響を受けない、自社でコントロールできる強さを手に入れると採用が楽しくなるはずです。


おわりに

〜indeed成功の秘訣?〜

最後までお付き合い頂きありがとうございました。弊所の採用活動で産業や業種を問わず取り組めるポイントをご紹介しました。 ゆう税理士事務所の顧問先のお客様には弊所の成功事例を元にしたアドバイスは好評で、結果良い人財を確保できたと喜びの声が増えてきました。また、他社からも手法を質問されることが増えてきた事もあり簡単にですが書き上げました。
 

悩む経営者が多い理由

 経営者は人を雇う事に不安を抱えています。労務分野には社会保険労務士がいますが、募集、採用手法(テストや検査、面接)、雇用後の悩みは専門ではありません。中小企業の多くは毎年定期採用していないので人事部が無かったり、ノウハウを失っている会社や初めての採用活動という会社もあります。採用で悩む所が多い中、採用方法を相談できる場所が身近にはなかなかありません

 税理士事務所が採用に触れる理由

 全国でも採用のアドバイスをする税理士事務所は珍しいと思います。顧問弁護士や顧問社労士は少ないですが顧問税理士をつけている会社はたくさんあります。経営全般の相談を受ける税理士事務所では採用課題も適切なアドバイスをすべきという使命を持って取り組んでいます。

採用成功の秘訣!?

 採用活動は運(縁)の要素も大きいと実は思っています。景気や経済動向で大きく人の動きも会社の計画も変わります。採用できた人と出会えた・選べたタイミングはまさに奇跡です。
 弊所の採用サイトを見て「長い」って感じたと思います。確かに長いです。それが弊所の気持ちであり想いであり熱意の形だからです。これだけ書けることを見つけたのが自慢なくらいです(笑)諦めず、流されず、妥協せず、この3つが採用成功の秘訣なのでは?と感じています。成功を切に願っております。ホームページ上なので全てを深くは書いていません。悩みがあれば相談してください。